つんでれ唯義くんと、どうがん湊美ちゃん
「しつっ…礼します…、うっ」
誰もいない。
ベッドに向かった、すると
見覚えのある顔があった。
目を瞑っていた。
「たっ唯義くん!」
「んん、なんでお前いんの…?
サボり…?」
眠そうな目を擦りながらそう言った。
「いやっ、違います…。
唯義くんこそ…」
「つーか、俺先輩なのに
くん呼びなわけ?
誰もいいなんて言ってないんだけど。」
「ごっ、ごめんなさい…。」
「童顔、泣いてんの?」
「……うっ…」
「別にくん呼び
じゃなくて呼び捨てで
いいってことだよ!泣くなよ!」
沈黙が続いた。
一向に涙は、止まらなかった。