【短編】僕らはいつも別れ際

☆…次の日…☆


「あ、しょーご」

「し、志津那！？」


いまは４時３０分……

俺はつい早めに来てしまった、

………のに。

前島家の玄関前に志津那が

ちょこんと座っていた


「超早いじゃん…」

「？？」


志津那は首を傾げた


「まだ３０分前だぞ？」

「…人待たしちゃダメだし。てかしょーごも早いじゃん」

｢ま、まぁ俺は…そりゃ…｣


そ、そうか……

待ちきれなくて…、とかかと…


「…んなワケねーよな……」


自分で言っといて傷つくとか…