甘いカクテルと甘い誘惑
――チュンチュン…
「ん……」
あれ…?
もう朝……?
隣を見ると、グッスリ眠る優人さん。
あたしはムクッと起き上がる。
ズキッ…
うっ…。
こ、腰が痛い……。
あたしはスリスリと痛む腰をさすった。
するとなんだか肌寒さを感じた。
「え…あれ……あっ!!」
そうだった!
あたし服着てないじゃない…!!
あたしは咄嗟にシーツで体を隠す。
チラッと優人さんを見ると、まだ爆睡してるみたいだ。
あたしはホッとし、ベッドの下に落ちた服を拾い集めようとした。