とある少女2人の物語。
◇真理side
HRが終わったら転校生の周りに集まって来た。
私は転校生から逃げたくって、友達の春華の所に行った。
「あっ、真理!転校生どう?」
「え、あぁー。うん。」
「アハハッ。真理、分かんないし。」
「いいの、いいの。」
「転校生可愛いけど、性格ブスそうだね!」
「きっぱり言っちゃ駄目だよ。」
私の友達、詩歌野 春華。可愛いけど、腹黒い。
怒ると怖い子なんです。
「...真理、なんかあったら相談してね?」
「...大丈夫。」
春華は"あの事"を心配してくれたのだろう。
大丈夫じゃないって、言ったら嘘だけど。
でも、最近は大丈夫だ。
「あっ、春華。
私、サボるから!適当にごまかしといて!」
何故サボるかと言うと、一時間目は大嫌いな数学なので。
サボるのだ。
「...ハァ、分かった。あとでパン奢ってねー!」
「ありがとー!」
私はそう言って屋上に向かって走った。
ーこれが"あいつ"との出会いの一歩だった...ー
HRが終わったら転校生の周りに集まって来た。
私は転校生から逃げたくって、友達の春華の所に行った。
「あっ、真理!転校生どう?」
「え、あぁー。うん。」
「アハハッ。真理、分かんないし。」
「いいの、いいの。」
「転校生可愛いけど、性格ブスそうだね!」
「きっぱり言っちゃ駄目だよ。」
私の友達、詩歌野 春華。可愛いけど、腹黒い。
怒ると怖い子なんです。
「...真理、なんかあったら相談してね?」
「...大丈夫。」
春華は"あの事"を心配してくれたのだろう。
大丈夫じゃないって、言ったら嘘だけど。
でも、最近は大丈夫だ。
「あっ、春華。
私、サボるから!適当にごまかしといて!」
何故サボるかと言うと、一時間目は大嫌いな数学なので。
サボるのだ。
「...ハァ、分かった。あとでパン奢ってねー!」
「ありがとー!」
私はそう言って屋上に向かって走った。
ーこれが"あいつ"との出会いの一歩だった...ー