悪魔の2人に愛の花を。




「離してください。あたしは誰とも付き合う気はありません。」



本当に腹が立っているけれど、冷静を装って言い放つ。




だけど……

「お前、モテるとか結構可愛がられているけど、所詮顔だけって事か。」



は?? 所詮!?



思わず眉間にシワが寄る。

苛立ちもますますヒートアップ。



「評判いいからどんな女かと思ってたけど、超期待外れ。こんな男、滅多にいないのに、お前は馬鹿にも程があるんじゃねぇの?」




あぁ…

もう限界。



無駄に挑発してくるコイツにおもいっきり睨む。



「あんた、さっきから言いたい放題で腹が立つ。可愛がられてって……可愛いんだから当たり前でしょ!!!」



息を切らしながら怒りを露にして話すあたし。



たかが男子にあたしは何ムキになっているのだろうか。


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