闇氷花



柄にもなく弱気になって声がどんどん
弱々しくなってしまった。


―…本当に守ってくれるの?

あたしね…本当は怖いの。
誰にも言わないけど怖い。
本当は死にたくなんかない。

皆に出会ってから余計そう思う
ようになった。


あたしが俯いていると急に視界が
暗くなった。




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