闇氷花
暫くして泣き止むとあたしを真剣な
顔で皆に声をかけた。
「…皆。聞いてほしい事があるの。」
そう言うと皆はあたしの表情でわかった
のか静かにあたしを見てくれた。
―…勿論聞いてほしい事とはあたしの
病気のこと…。
皆が受け入れてくれるかはわからない
けど…皆に隠し事したくない。
先生が教えてくれた――。
仲間になるなら信用する事。
あたしは―…もう皆を信用してる。
だから…聞いてほしい。
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