闇氷花



暫くして泣き止むとあたしを真剣な
顔で皆に声をかけた。


「…皆。聞いてほしい事があるの。」

そう言うと皆はあたしの表情でわかった
のか静かにあたしを見てくれた。

―…勿論聞いてほしい事とはあたしの
病気のこと…。

皆が受け入れてくれるかはわからない
けど…皆に隠し事したくない。

先生が教えてくれた――。
仲間になるなら信用する事。


あたしは―…もう皆を信用してる。
だから…聞いてほしい。




< 117 / 149 >

この作品をシェア

pagetop