闇氷花



どんどん意識が遠のくなかで
聞こえるのは颯の声…。


「…か…琉架…琉架ッッ!」


出来るだけ微笑んであたしは
意識を手放した。


…あたしこのまま死んじゃうの?

そんな不安にかられながら――。





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