闇氷花



それから3日たっても起きないから
心配になって皆でそいつの所に行き
起こしてみることにした。


「おい。――おいッ。」

何度か声をかけると女が起きた。
寝ぼけてるのか知らないがそれでも
透き通るような声に大きな目。


典型的な美人の部類に入る奴。


―――でも、瞳は闇に包まれている
ような―暗い瞳だった。





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