闇氷花




「――…でも、葎は変わったんだ。
総長を任されてからは周りからの圧力が
あったのか狂っていった…。
だから何がなんでも上にいきたいと
思ったんだろう―。
どんどん龍星は汚れていった。
だから俺はそんな葎を止めるために
今回の作戦に何も言わなかった。」


そこまで話すと志音はあたしに
頭をさげて謝ってきた。


「…本当に悪かった。許されないのは
わかっている…。」






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