キミといれば、

「・・・あ、君が彩奈ちゃん？」
　店長さんかな？

「はい。そうですけど・・・。」
「彩奈ちゃん！あたしがオーナーの大宮由華です！よろしくね。」
わあ・・・。綺麗な人だな。由華さんか・・・。

「はい！よろしくおねがいします！」

「元気は完璧ね！よし、じゃあまずはあいさつから！
　あいさつは美しく、笑顔で。
いらっしゃいませ。とありがとうございました。」

よし！

「いらっしゃいませ。ありがとうございました。」

「うんうん。いい感じ！そんな感じでお客様に言うのよ！
それじゃー、服を選びに行きましょうか。」

連れてこられたのは、大きい衣装室。

いろんなドレスがあって、キラキラしてた。

「わあー。すごいですね。」
「ふふ。この店のちょっとした自慢★」

「彩奈ちゃんに似合うのは・・・どれだろうな。
・・・これかなあ？」
手に取ったのは、背中があいている薄いピンクのドレス。

すごくかわいかった。

「よしじゃあ来て見て！」

「は、はい。」

似合うかなあ。大丈夫かな。