キミといれば、
横山さん
PM 6:30
キャバのお姉さんたちもいい人ばかりだった。
No.1のリコさん。1週間前に入ったばかりのマキちゃん。
すごく優しい人ばかりで面倒を見てくれそうだった。
PM 7:30
お店開店の時間だ。
どんどんお客さんが入ってくる。
「いらっしゃいませ♪アヤナです♥」
私はお姉さんがたのヘルプのしながら、名前を広めていく。
ボーイがやってきた。
「...アヤナさん。指名です。」
...?
は?
初出勤の日にいきなり指名?
「あら!すごいわね!いってらっしゃい♪」
と、No.2のヒナさん。
「は、はい。いってきます。」
「アヤナさんこちらのテーブルです。」
「分かりました。」
そこに座っていたのは1人の30代男性。
「お、君が新人のアヤナちゃんか!」
「はい。いらっしゃいませ♪」
「おお。笑顔が一番かわいいねぇ。」
いい人っぽい...?のかな?
席につき、閉店まで一緒にいた。