キミといれば、
次の日。
化粧室で待機してると、ボーイが
「アヤナさん。指名入りました。」
「ほーい。今行きます。」
「いってらっしゃい♪」
とマキちゃん。
「うん!いってきます♫」
「ここのテーブルです。」
そこに座っていたのは、60代の男性。
「いらっしゃいませ♪アヤナです♪」
「...おぉ。きたか。」
「失礼します♥」
すると、さっそく太ももに手を当ててきた。
「いい太ももだ。」
「ハハハ...。ありがとうございます。」
苦笑い。こういうお客さんは苦手。
「俺の女になるか。」
「えっ!??」
「今夜、ここに来いよ。」
と渡されたのはホテルの番号が書いてある紙切れ。
「こ、困りますっ。」
「来いよ?それじゃあな。」
と言って帰っていった。