消えた一億
「いえ、彼のようなクチですと、任意同行を拒否されるのがオチでしょう。
話を聞くなら、私が直接赴きます」
「でも、断ってくるんじゃ……」
「メープルが心配していることなら、問題はない。
彼は表向き、ビッグビジネスをやっている人間だ。
自分のことをこういうのもアレだが、僕みたいな有名人を家に入れないわけにはいかなうからな、上流階級の人間として」
話を聞くなら、私が直接赴きます」
「でも、断ってくるんじゃ……」
「メープルが心配していることなら、問題はない。
彼は表向き、ビッグビジネスをやっている人間だ。
自分のことをこういうのもアレだが、僕みたいな有名人を家に入れないわけにはいかなうからな、上流階級の人間として」