消えた一億
キュリー達は、広いホールを通った後、応接間へ通された。


全員がソファに座り、コーヒーが用意された頃、キュリーが話を切り出した。


「しかし、この屋敷を少ししか通っていませんが、高級そうな調度品ですね」


「なに、古物市で買ってきた、安いものですよ。


ただ、少し買いすぎたので、使用人を必要最低限しか雇えませんけどね」
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