雪音-Yukine-



別に
話してみたいとか
一緒に遊びたいとか
思ってないけど
なんとなーく…
目で追っている自分がいた。

同じクラスなのに
話したことなんて
数えるほどしかないし

君にとって僕は
いてもいなくても
一緒の存在だと思う。

そんな僕たちは
後期の委員会が同じになった。

図書委員会。

めんどくさい委員会だから
入りたいなんていう人はいなかった。
僕以外ね。

僕は本が好きだし
特にやりたい委員会があるわけでもないし。


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