櫻井くん。




「でも…なんで俺が古典のノートとってないこと知ってるの?」


「え?そ、れは…」


ずっと見てるからです。


なんて言えるわけないし…!



「えっと…」



確実に今、目泳いでるよね。


これじゃぁバレバレじゃん…。


顔を赤らめていると、櫻井くんがフッと笑うのが耳に入った。



驚いて櫻井くんを見ると、おかしそうに笑っている。



「ごめん、ありがとう。大事に使わせてもらうよ。」



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