櫻井くん。



「てかさ、今日俺ら掃除当番だよなー。めんどくせぇ」


「え!?そうだっけ!」


「そーだけど…なんでそんなに慌ててんの?用事?」


「いや…」


どうしよう。

今日は自習室に行かなきゃ…



「…拓也、お願い!今日サボらせてっ」


「はぁ!?」


見事なほどに、クラス全員が拓也に視線を集めた。


もちろん櫻井くんも。




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