櫻井くん。



「呼び出したりしてごめんな。」

「う、ううん!!全然!!全然平気!」

「ははっ。そっか」



わ…笑われた…。


もう、櫻井くんの目を見てるだけで心臓が口から飛び出しそう。



1つの部屋に2人っきりで。


こうして、目を合わせて会話している。


数日前の自分には想像できない光景。



「ちょっと言っておきたいことがあって――」




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