櫻井くん。



「俺と関われば、山本にまで被害が及ぶかもしれないだろ。だからその前に…」


「やだ…やだっ!私、そんな嘘絶対信じないから!!!」


「嘘じゃない。」


「嘘!!それに…それが本当だったとしても、櫻井くんと関わるななんて無理…っ」


目頭がジワッと熱くなった。

私、何をしてるんだろう。

何を言ってるんだろう。



“櫻井くんと関わるななんて無理”


なんて、告白も同然な言葉を櫻井くんに向かって言って。





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