すきのきもち



「ん?何そんなにビックリしてんの?」




ケージが不思議そうに、あたし達に尋ねてきた。




「な、っ何でもないよ!?ねぇっ〜紗江?」



あたしは助けを求めるように、紗江に話しをふった。




「陰野の話してたんだよっねぇっ歩香♪」





おぃおぃおぃ……



何、勝手な事言ってんだよ…



「えっ?俺の話!?」



「そーそー♪あの…「あーーー!!」



あたしは紗江の話を遮るように大きな声を出した。



「な、何?」



「な、別に?何でもないよ?」



「………………」



セーフ…。




まぁ何とかさっきの話しをケージにされるのは免れた。



< 122 / 126 >

この作品をシェア

pagetop