恋愛年齢。
プロローグ
あなたは私に、大切な事を思い出させてくれた。
“女の子なんだ”ってこと。
恋する気持ちも…。
全部。
「ねぇ…いい加減、起きてくれない?」
「…んー……もう…少し…だけ……。」
暖かい布団の中…もう少し眠っていたい。
だけど…あれ…!?
寝返りを打つと…触れる、体温。
……え……っ!?
さっきの声といい、誰…っ!?
そこで私はようやく意識がハッキリして、慌てて飛び起きた。
「やーっと起きた。おはよう。」
「お…おは…おはよう…?」