恋愛年齢。


「あ…ありがと…。」



「行くか。まず…飯かな?この時間だと。」



「あ!あのね…!その…お弁当作ってきたんだ。天気も良いし…公園で食べない?」



おずおずとお弁当が入ったバスケットを見せた。



「マジで!?蘭子ちゃんが作ったの!?……ちゃんと食えるもの?」



うわっ…すっごく疑いの眼差し…!



「失礼ね!最近毎日、自分でお弁当作ってるって言ったじゃない!」



「あはは!そうだったね!やっぱり俺の為だったんだ?…ありがと。じゃ、公園行くか!」



「うん!」



二人で並んで歩く…それはいつもと同じなのに。



< 110 / 200 >

この作品をシェア

pagetop