恋愛年齢。
「あ…ありがと…。」
「行くか。まず…飯かな?この時間だと。」
「あ!あのね…!その…お弁当作ってきたんだ。天気も良いし…公園で食べない?」
おずおずとお弁当が入ったバスケットを見せた。
「マジで!?蘭子ちゃんが作ったの!?……ちゃんと食えるもの?」
うわっ…すっごく疑いの眼差し…!
「失礼ね!最近毎日、自分でお弁当作ってるって言ったじゃない!」
「あはは!そうだったね!やっぱり俺の為だったんだ?…ありがと。じゃ、公園行くか!」
「うん!」
二人で並んで歩く…それはいつもと同じなのに。