恋愛年齢。
どうして今日は、こんなにドキドキしちゃうんだろう。
いつもと同じ景色なのに、特別キラキラして見える。
「うん…美味い!」
「ほ…ほんと?」
「この梅干しがね?」
おにぎりを食べて一言…その言葉に私はガックリしてしまう。
梅干し…は…私が作った訳じゃないしね…。
「あっはは!嘘、嘘!塩加減も握り加減もちょうど良い。美味いよ。」
私の反応を見て、明らかに楽しんでるよね…ま、いつもだけど。
「そ…そう?良かった…。これ、食べてみて?自信作。」
「カツ?頂きまーす。」