恋愛年齢。


「俺は、いつでも蘭子ちゃんを見守ってるよ?」



私が寂しい顔しているからか…英二君はちょっと困ったように微笑む。


いつでも、会える。



…本当に…?



キレイな夕焼け空。


私も英二君も、夕焼け色に染まってる。


何故だか…とてつもなく寂しくなって。



“ねぇ…好きな相手が突然居なくなったら…どうする?”



不意に英二君の言葉が頭を過ぎった。


ただの映画の話だ、って思うんだけど…。


何故か解らないけど…もう会えなくなるんじゃないか…そんな不安に襲われて。



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