恋愛年齢。

呼び止めるものの、止まってくれる訳もなく…私は呆然として追いかけることもできなくて。


小さくなっていく英二君の背中を見つめるしか、できなかった。



「え…いじ…く…っ」



本当の俺って…一体何なの…?


言ってる意味が全然解らないよ…!


それとも…私の告白を断る為に、あんなこと言ったの…?


もう…二度と…会えない…の?


やだよ…そんなの…!


なんだか、もう…色々な気持ちがぐちゃぐちゃにこみ上げてくる。


それが、ぶわっと涙になって溢れてきた。


失恋…したんだ…私…。



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