恋愛年齢。
「おっちゃんに付き合ってくれんかね?もう一軒飲みに行こうよ。」
「え…いえ、結構です。時間も遅いので…。」
何で私って…おっちゃんにしかモテないんだろう…。
若い時から声をかけられるのは、おっちゃんばかり。
以前もこうやって帰り道に酔っ払いのおっちゃんに絡まれて。
あの時は確か…中村部長が助けてくれた。
“俺の妹に、何の用ですか?”
確かに…妹だよね、私の歳じゃ。
もう諦めてくれたかと思っていたのに、しつこくおっちゃんは付いてきた。
「帰りはおっちゃんが送ってやるから、ほら行こう!」