恋愛年齢。
こんなイケメンが現れても、私自身が恋できる外見じゃない…。
恥ずかしい〜っ!!
「あれ、顔真っ赤だよ?もしかして俺に惚れちゃった?」
ニヤリと笑う顔は、天使じゃなくて小悪魔だよ!
「惚れてないっ!!」
勢い良く言って、プイッと顔を背けてみるものの…やっぱり可愛い。
でも私じゃ釣り合わないんだからっ!
急いで帰る支度をした。
「あれ、帰っちゃうの?」
「だって帰らないと迷惑でしょ?」
「だから、迷惑じゃないって。…俺しかいないし…。」
急に彼は寂しそうな顔をした。