恋愛年齢。
でも今日初めてやった仕事だし、居眠りしながらやるなんてこと、絶対してないのに…!
何でここまで言われないといけないんだろう。
理不尽だ!と思いながらも、間違えたのは事実なので言い返せずに、悔しい想いに唇を噛みしめた。
「鈴木さんに仕事を頼んだのは僕です。僕の説明不足だったんだと思います。だから、僕の責任です。」
気が付いたら中村部長の背中が目の前にあった。
私と課長の間に立つ、中村部長。
部長には課長も勝てない。
課長よりも随分年下な部長だけど、部長は部長だ。
「これは僕が訂正しておきます。」