恋愛年齢。

何でだろう…何度寝ても…中村部長の夢を見てしまう。


英二君じゃなくて、中村部長の夢を。


恋したのは、確かに英二君だった。


だけど年下な感じがしなかったり、甘えてみたいなんて思ったのは…中身が中村部長だったから。


そっか…私、若返った中村部長じゃなくて、中村部長自身が好きなんだ。


年齢とか、関係なく…中村英二という人が、好きなんだ。


やっと…自覚して。


胸の中のモヤモヤが、晴れていくのを感じた。


そして、早く中村部長に会いたくなった。


会って…伝えたい、もう一度。



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