恋愛年齢。


「別に、そんなこと思ってないけど。」



とか何とか言っちゃって…騙されないんだから…!


そう思って振り返らずに玄関から出ようとした。



「蘭子ちゃんってさ、痩せれば可愛いと思うんだよね。」



そんなにサラッと下の名前で呼ぶのかいっ!?


しかも、ちゃん付け…。


痩せれば可愛い…って…え!?


思わず振り返ったら、英二君は優しく微笑んで立っていた。


うわ…やっぱり…めちゃくちゃ美少年…っ!!


思わず見惚れてしまう。



「やっぱり俺に惚れたんだ?俺に会いたくなったら、特別に蘭子ちゃんはいつでも遊びに来ても良いよ。」



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