恋愛年齢。

慌てふためく私に、少年は少し悲しげな顔をする。


夕べ…って、え…!?


今日は一体、いつなのか…夕べ一体どうしたのか…全然記憶がない。


まさか…酔った勢いでこんな若い子と…!?


全身の血の気がサーッと引いていくのが解った。



「ぶは…っ!」



「…へ…?」



少年は急に吹き出して、おかしそうに笑う。



「あはははは!もしかして、誤解した?服すら脱がせてないから安心しなよ!趣味じゃないから。」



う…!!


趣味じゃない…そうだよね、こんな美少年が私のようなオタクで三十路女なんか…。



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