恋愛年齢。


「…はぁ!?」



嫌味で言ったつもりだったのに、英二君の声は妙に嬉しそう。


また…からかってるんだよね…。



「ストーカーなんて、お断り!」



「とか言っちゃって、本当は俺に会えるの、嬉しいんでしょ?素直じゃないなぁ。」



「う…っ…。」



からかうような英二君の声。


でも確かに…図星だった。


今日も英二君に会えたら良いな…って、少し期待してたと思う。


でも、素直にそう言うのは…悔しい。



「そ…そんな訳ないでしょ!もー、ウォーキングの邪魔しないでよね!」



「邪魔なんてしないよ。ストーカーとして、俺も一緒にウォーキングするだけだから。」



< 58 / 200 >

この作品をシェア

pagetop