恋愛年齢。
「ええっ!?」
思わず振り返って英二君を見てしまう。
英二君も…ジャージ姿だった。
だけど、何を着てても…カッコイイ。
「嬉しいでしょ?」
そんな可愛い顔で…ニッコリ微笑まないでよ!
顔がカァッと赤くなってしまうのを感じて、私はプイッと顔を逸らせた。
そして、少し早足で歩き始めた。
「ちょ…待ってよ!いきなりハイペースだな!」
「これが普通でしょ?大体、英二君は細いんだからウォーキングする必要ないじゃない!」
「解ってないなぁ。若いうちに鍛えておかないと、歳取ったらぶよぶよになるんだって。」