恋愛年齢。
うん…やっぱり、今日は出てこない。
ちょっと寂しいような、ホッとしたような。
そのまま通り過ぎよう…としたんだけど、唐突に視界がグラグラと回り始める。
え…地震!?
じゃない…私が揺れてるんだ…っ!!
そして、真っ白になる世界。
これ、前にも…。
「蘭子ちゃん…っ!!」
いつも聞いてる王子様ボイスが、すごく焦ってる。
私を支えてくれた、その人は…。
「…えい…じ…くん…?なんで…。」
「言っただろ、ストーカーだって!それより、大丈夫?」
ほんと…ストーカーだって信じそうになるタイミングだよ…。