恋愛年齢。

サラサラの黒髪…キレイだな。


…触れてみたい。


ちょっとだけなら、怒らないかな…?


ドキドキしながら、頭を撫でようと、少し体を起こした。


そしたらすぐに英二君が頭を上げてしまって、心臓が止まるかと思った。


慌てて手を引っ込める。



「ダメだって、寝てなきゃ!まだ青い顔してんだから。」



「うん…ごめん。」



英二君に優しくベッドに戻されてしまう。


一瞬だけなのに…英二君に触れられた所が、火傷したみたいに熱くなる。


さっきから…心臓のドキドキが止まらない。



「もう無理なダイエットはやめろよ?」



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