恋愛年齢。
――ぐぅぅぅ〜…
途端に鳴り出すお腹。
英二君がいなくて良かった…けど、お腹減ったな…もうお昼?
最近、食欲があまりなかったから…こんな感覚が久しぶりに思えた。
――ガチャ…
「蘭子ちゃん、起きれる?お昼作ったから、食べて帰って。」
ドアが開いて、英二君が顔を覗かせると、益々美味しそうな匂いが増した。
「大丈夫、ちゃんと低カロリーに作ってあるから。」
「え…すごい!英二君って、料理得意なの!?」
「得意って程ではないけど…簡単なもの限定で料理はしてるよ。」