恋愛年齢。


「そう。低カロリーな、ぶっかけトマト蕎麦。初めて作ったけど、味見では結構イケた。」



初めて作ったんだ!?


でもすごく美味しそう。



「いただきます。」



私は躊躇わずに食べた。


だって、好きな人が作ってくれたものだもん。



「…美味しい!」



あっさりしてて食べやすくて、女の子にウケそうな味だった。



「良かった!蘭子ちゃんの為に作ったからね。」



…何でそういうこと、サラリと言っちゃうんだろう、この子は。


しかも、そんな風に優しく微笑まないでよ!


顔が赤くなってしまうのを感じる。



< 73 / 200 >

この作品をシェア

pagetop