恋愛年齢。
もしかして、痩せれば可能性があるのかも…なんて期待してしまった私…バカだ。
「ごめんね…っ私、帰るね…っ!」
急いで席を立って帰ろうとした私。
その私の腕を、パシッと掴む…英二君。
「え…な…なに…?」
「居たら、の話だよ。居る訳ないでしょ?彼女。居たら部屋に上げる訳ないじゃない。」
そう言って…不敵に笑う英二君。
…ズルい。
その笑顔に、いつもドキドキしてしまう。
彼女がいなくて良かった、って…すごく喜んでしまう。
どんどん…好きになってしまう。
「ま…紛らわしい事言わないでよね…っ」