恋愛年齢。
リアルを捨てた日。


「鈴〜!お昼行こう!」



週明けのお昼休み、いつものように美香が総務部まで誘いに来た。


いつもは食堂でランチ…なんだけど。



「あ…実は今日、お弁当作ってきたんだ!天気も良いし、外で食べない?」



「ええっ鈴がお弁当!?急にどうしたのーっ!?」



案の定、激しく驚く美香。



「えっと…まぁ…終末にさ…。」



「じっっっくり聞くとして…私はパンでも買おうかな!外に行こっか!」



めちゃくちゃニヤニヤされて、こってり絞られることは覚悟で頷いた。







「すごい!美味しそうだねぇ!」



< 82 / 200 >

この作品をシェア

pagetop