恋愛年齢。
リアルを捨てた日。
「鈴〜!お昼行こう!」
週明けのお昼休み、いつものように美香が総務部まで誘いに来た。
いつもは食堂でランチ…なんだけど。
「あ…実は今日、お弁当作ってきたんだ!天気も良いし、外で食べない?」
「ええっ鈴がお弁当!?急にどうしたのーっ!?」
案の定、激しく驚く美香。
「えっと…まぁ…終末にさ…。」
「じっっっくり聞くとして…私はパンでも買おうかな!外に行こっか!」
めちゃくちゃニヤニヤされて、こってり絞られることは覚悟で頷いた。
「すごい!美味しそうだねぇ!」