冬うらら~猫と起爆スイッチ~
12/05 Sun.
□91
起きたら―― 昼のかなり前だった。
もう一度寝ようと思ったのだが、次に起きたら夕方だった、などという事態になったら大変だ。
カイトは、不承不承ベッドから出た。
夕方に目を覚まそうものなら、メイを悲しませるんじゃないかと思ったのだ。
昼には起きると、宣言してしまったのだから。
たかが女のとの約束のために、早く起きる日が来るとは。
約束の時間を守らないことで有名だったはずの彼が、いまではこのザマである。
いつもの自分のかけらが、また壊れて弾け飛んだ。
バカか、オレは。
自分を罵倒しながらも、昼までパソコンの前に座ることになった。
起きたら―― 昼のかなり前だった。
もう一度寝ようと思ったのだが、次に起きたら夕方だった、などという事態になったら大変だ。
カイトは、不承不承ベッドから出た。
夕方に目を覚まそうものなら、メイを悲しませるんじゃないかと思ったのだ。
昼には起きると、宣言してしまったのだから。
たかが女のとの約束のために、早く起きる日が来るとは。
約束の時間を守らないことで有名だったはずの彼が、いまではこのザマである。
いつもの自分のかけらが、また壊れて弾け飛んだ。
バカか、オレは。
自分を罵倒しながらも、昼までパソコンの前に座ることになった。