冬うらら~猫と起爆スイッチ~

「あら、お帰りなさい」

 慌てて立ち上がって近づく。

「ただいま…今日はどうだったんだ?」

 軽いキスを交わした後、さっそくソウマがその話題を持ち出してくる。

 今日、カイト宅を訪問するのを事前に話していたのだ。

 クリスマスパーティの企画も、話した時は少し苦笑されたが、彼も手伝ってくれるらしい。

「それがね…」

 やっと話題を共有できる相手が帰って来て、ハルコは浮き上がる声を抑えきれなかった。
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