冬うらら~猫と起爆スイッチ~
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【GAME OVER
あなたは、もう3人死にました。
コンティニューは―― できません】
カイトは、ばっと彼女の腕を捕まえた。
怖い考えから、彼は逃げ出さなければならないのだ。
このままでは、ゴーストにとりつかれてしまう。
なのに、彼女は買い物の袋を拾った。
夕食のナベの材料らしいものが、たくさん詰まった重そうな袋。
んなもんのタメに!
ブチブチッ―― 瞼の裏の毛細血管が切れる。
奪い取るや叩きつけた。
そんなもの、見たくもなかったのだ。
買い物などに出てしまったから、こんなことになったのである。
彼女が、仕事をするのを容認してしまったがために。
クソッッッッッ!
もう。
一秒の猶予もなかった。
メイを、バイクで連れ去った。
【GAME OVER
あなたは、もう3人死にました。
コンティニューは―― できません】
カイトは、ばっと彼女の腕を捕まえた。
怖い考えから、彼は逃げ出さなければならないのだ。
このままでは、ゴーストにとりつかれてしまう。
なのに、彼女は買い物の袋を拾った。
夕食のナベの材料らしいものが、たくさん詰まった重そうな袋。
んなもんのタメに!
ブチブチッ―― 瞼の裏の毛細血管が切れる。
奪い取るや叩きつけた。
そんなもの、見たくもなかったのだ。
買い物などに出てしまったから、こんなことになったのである。
彼女が、仕事をするのを容認してしまったがために。
クソッッッッッ!
もう。
一秒の猶予もなかった。
メイを、バイクで連れ去った。