貴方の想い運びます

「あ―っ!!守君が可愛い子をナンパしてる―!!」

「なっ!?ちょっ、違いますからっ///」

「またまたぁ~照れちゃって!!意外とやるねぇまもまものクセに」

「いや、本当それヤメテクダサイ」

「...それで、貴女が新入りさんでいいのかな?」

「はっはい!!高柴文佳です。これからよろしくお願いします」

「えっ、何、俺スルーされた!?」

「煩いまもまも」

「あの...」

「何かな?」

「お名前を聞いてもいいですか...?」

「あっごめん!!知らなかったんだ?私てっきり懍さんとかが教えてるもんだと」

「後で会うから紹介はその時でいいだろうって懍さんが...」

「そっかそっか。そういうことか。私は野村文子っていうんだ。よろしくね文佳ちゃん」

「はいっ!!よろしくお願いします」

「ちなみに“文”って字に“子”であやこって書くんだ~」

「えっ!?私は“文”に佳作の“佳”でふみかって書くんです!!」

「本当!?わぁ~何かそういうの嬉しいな!!てかすごい偶然!!」

「本当ですね!!勝手ですけど何だか親近感が湧きました」

「もっと親近感もってくれていいよ?守君が言ってたけど文佳ちゃんって24歳なんだよね?」

「そうですけど、それが何か?」

「私守君と同い年だから文佳ちゃんと2歳しか違わないよ?それに何より同じ女だしね!!懍さん達より私に頼ってほしい!!てか仲良くなりたい!!」

「本当ですか!?そんな事言ってもらえるなんて嬉しいです!!ふつつか者ですが、よろしくお願いします!!」

「こっちこそよろしく!」

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