監禁生活。





「あのー、これって何ですか?」



変なモノがついてるせいで、ジャラっと音がする両手を挙げて

雇われた会社の社長さんとやらに、質問をすると


「逃げられないようにです」


って、当たり前の返事が返ってきた。

だーかーらー。
そうじゃなくって、


「何の為ですか?って聞いてるんです!!」





ここ。
招集が掛けられた、ちょー豪華なセレブホテルの1室に入ったのは

5分くらい前のこと。


入ってすぐに、前払のお金を受け取ったのと同時。

ガッチャン…、だった。





ぶっちゃけ、かなり意味不明。


もしかしたら、ヤバい仕事かも!?とは考えてたけど

仕事先が、ちょー有名な高級ホテルだと聞いて、完全に安心していたの。


住み込みのホテルキーパーあたりだと、信じ込んでた。


だから、一人暮らしをしてたアパートを引き払ってまで…ここに来たのに…、





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