イケメン悪魔に恋をした
「やっぱいいや」
『…え?』
「無理やり話させる気はないからね」
『翔……』
なんでそんなに優しくしてくれるの?
なんで翔は、私の気持ちを感じてくれて、私が1番欲しい言葉をくれるの?
「飯、飯!」
そう言うと、翔は部屋から出ていった。
“すぐ戻ってくるから”の言葉を残して。
『うん!』
翔が最初に私を好きになったんだよね…
なんて、過去の思い出に浸ったりしてみる。
でも、今はきっと翔より私の気持ちの方が大きいのかもしれない。
こんなにも好きで…
こんなにも翔にドキドキして…
こんなにも翔とゆう場所が安心する。
『翔…遅いなー……』
思えば軽く呟いている…
―――常に翔を思い浮かべて……。