イケメン悪魔に恋をした
でも私は翔みたいに、なんでもうまくいかないの。
…そーやって自分を守る事しかできない。
こんな私でいいのかなぁ…?
「じゃあ、俺ん家来い」
「えっ?」
「今日の放課後な?」
スタスタと歩って行く翔を、ただ見つめていた。
後ろ姿からでも伝わる。
翔の嬉しそうな感じが…。
なにかいい事あったのかな?
そう思ったけど、私の頭はお菓子作りでいっぱいだった。
今日も帰って練習しよう…
と、密かに思った。
なんとしても、翔にあげたい!
翔に釣り合う女の子になりたい!
私を支配しているのは翔…
翔なんだから…。