イケメン悪魔に恋をした


『え…正気?』
「当たり前」
フッと笑いながらそう言った。


…お泊りってことはだよ?
つまり、翔君と1つ屋根の下で…

御飯の時も、お風呂の時も、寝る時も、つねに危険と隣り合わせって事だよ?

あぁ…
こんな事なら無理やりにでもキッパリ断るんだった…。


『あの…、迷惑でしょ?帰るよ』
「迷惑じゃないから言ってるんじゃん」
『お、お家の人に迷「大丈夫」

私の言葉をさえぎって翔君は言う。

「今日は、帰ってこないから!」
ニコッと笑った翔君に今までない危険を感じた。

『嘘でしょー…』
嘘って言って…。

「嘘つくわけないじゃん」
『………』

「じゃあ、泊ってってね♪」
終わったな私…。


ん………?
なんか翔君、いつもとキャラ違くない?
なんか、うん。

て、気づくの遅いよ、私…。
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