イケメン悪魔に恋をした


「おはよー、小春ちゃん」
『お、おはよう!』

やっぱりそこには翔君がいる。

『私、これで帰るね?』
そう言って、私は鞄を持った。

今日は土曜日だから学校はない。
それはとても助かることだ!

「ん、分かった。送ってくよ」
『ありがとー!』

素直にお礼を言うと…

「俺のこと、好きって言えよ…」
『え?!』
「じゃないと、送ってやんないから」
『………』

私が、翔君に?
好きって?

どー考えたってムリでしょーが!!!

まぁ、確かに私は翔君のこといい人だと思ってるよ?

でもだよ?
それって好きなの?

あぁ、ダメだ…
なんか分かんなくなってきた!!

『ごめん、よく分から「冗談」

へ?
冗談?!

『酷いよ!』

その後、少し言い争ったけど…
結局駅まで送ってくれた。
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