イケメン悪魔に恋をした
☆2
怪しい電話の相手は…
ちょ、ちょ、ちょっと―――――!
アレはどうゆう事?
俺の事好きって言えよ…
みたいな事言ってなかった?
それとも聞き間違いだったとか。
まぁ、考える必要ないよね?
翔君、最後には嫌味っぽく“冗談”とか言っちゃってたし。
『きっとドッキリかなんかだったんだよ!』
自分で自分を納得させて、家へと向かう。
翔君の家に行ったのも、
なんか雰囲気が違った?のも、
口が悪かった感じがしたのも!
全部夢だ!
…ゆめ。
―――――夢にして下さい…。
トボトボと家に向かって歩ってたら、ドンッ!通行人にぶつかってしまった。
その後に「いってぇー…」という男の人の声。
『す、すいませんっ!』
急いで立ち上がって、ぶつかった人に謝った。
「だ、いじょう………ぶっ!」
ぶつかった人は…
『晴人!』
…なんと晴人だった。